塩村文夏

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ホストクラブの売掛金のため、女性が強盗殺人容疑で再逮捕。本日の朝日新聞28面です。売掛金返済のために殺人。 ホストでの売掛(借金)が原因となり、売春や風俗勤務に陥る人たちの数がとても多い。つまりこれはこの道が業界的に組織化されており、その源流は「トクリュウ(特殊流動化犯罪グループ)」。 警察庁は新年度より担当参事官を新設した。本気で風上(トクリュウ)と風下(ホストやスカウト)対策をしなくては、殺人だけではなく令和の「からゆきさん(ツリー参照)」の増加が止まらない。因みに、風上と風下の間に女衒というブローカーが表では別看板を掲げて事業を行っていることは申し添えておく(警察に期待してこれ以上は書かないが…)。 海外売春ルートに乗っている女性たちも、ツリーの記事にある明治のからゆきさんと同様に「借金返済のための実質的人身売買なのか、お金のために自発的かの境界線はあいまい」といえる。しかし、時代背景は違えども金銭に困ってブローカー(女衒)を頼り、海を渡り売春をすることは変わりない。 日本の若い女性が海外売春のために海を渡る選択をせざるを得ない「原因(売掛)」を「お金のためにルートを作り出す」「トクリュウとホスト対策」は必要。家族と連絡が取れない女性たちも出ていることは既に報道されているし、精神的に病んでしまえば違法なクスリで管理していることも報道されている。 ものごとには限度がある。 今のホストやトクリュウのやり方は限度を超えている。私の海外の知人が海外売春ルートから逃げ出した日本人女性の相談を現地の日本人コミニティーで受けてもいる。
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